プリザーブドフラワーとは
プリザーブドフラワーは、人体に無害な有機物と色素で生花を加工したものです。そのため、まるで生花のようにソフトで美しく、その上、生花よりもずっと長く飾っていただけます。また、水が不要なので水かえの手間も要らず、忙しい方々でも気軽に花のある生活を楽しむことができます。
プリザーブドフラワーは1991年フランスのヴェルモント社によって始まり、一流フラワーデザイナーによってヨーロッパ中に広がりました。その後日本に輸入されるようになりましたが、まだご存じない方も多く、プレゼントされると非常に喜ばれ驚かれるようです。まだ歴史の浅い花なので花の種類は限られていますが、これまでのバラ・カーネーションの他、ラン類・カラー・ダリアなども作られるようになり、今後はますます種類が増えていくことでしょう。
プリザーブドフラワーは、ドライフラワー同様、湿気を避け、直射日光の当たらない場所に飾って頂くと、長くきれいな色が楽しめます。気温10度〜24度、湿度50〜60%が最適と言われていますが多少の幅でしたら大丈夫です。
低温には比較的強いプリザーブドフラワーですが、高温多湿の環境が続くと、茎の切り口や花びら・葉の表面から色素がにじみ出てきたり、バラの花びらが透き通ったような感じになってきます。湿度が下がると元に戻りますが、長く高温多湿の状態が続くと元に戻るのが難しくなります。高温多湿の時期には、まれに、にじみ出た色素が下に垂れることもありますので、梅雨から夏にかけて高温多湿が長く続く時期は、エアコンや除湿機をつけた部屋で飾って頂きたいと思います。特に湿度の高い地域にお住まいの方は、この時期は充分にご注意下さい。
飾られる時は、色が移ることもありますので壁やカーテンなどに触れないようご注意下さい。また衣服などに直接つけることもなさらないで下さい。
プリザーブドフラワーのメーカーは幾つかありますが、以下に代表的な2社のバラについて簡単にご紹介致します。
☆ヴェルモント☆
草分け的存在と言えるフランスのヴェルモント社による代表的なプリザーブドフラワーです。落ち着いたシックな色合いでプロのデザイナーに人気の高いバラです。
湿気にも比較的強く色落ちなどが少ないので、湿度の高い日本でも長く楽しむことができます。リース・壁掛けなどは色落ちの心配の少ないヴェルモントローズをお勧めします。
花弁の基と茎が強化してあるため花弁がはがれることも少ない反面、花によってはワイヤーを通し辛いことがあります。サイズは、大輪のバラのクィーンローズ、少しフリルのついたオールドローズ、やや小さめのキティーローズとミニローズのバリエーションがあります。
☆フロールエヴァー(フレッシュルックローズ)☆
常春の気候のコロンビアで生産されたバラで作られ、コロンビアローズとも呼ばれるプリザーブドフラワーです。フレッシュルックローズという名のとおり、生花のような柔らかさと巻きの美しさをもっています。柔らかくきれいなパステルカラーが多いですが、最近はシックな色合いの新色も増えています。
高温多湿の環境が続くと、特に濃い色の場合は色落ちすることがあるため、ご注意下さい。また薄い色は色褪せがやや早いのが難点ですが、花びらの巻きの美しさは他に替えがたく、色によっては本物と見間違うような美しさで、人気の高いバラです。
また、茎が比較的柔らかくワイヤーを通すのが楽なので、初めての方はこちらの方がやり易いと思います。
