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プリザーブドフラワーアレンジの基礎(困った時に)
プリザーブドフラワーは生花のような瑞々しさを持ちながら長く楽しめるのが最大の特徴ですが、やはり自然の花を加工したものですから、アートフラワーとは異なり難しい点もあります。
プリザーブドフラワーの特性を充分ご理解の上で、アレンジをお楽しみ頂けたらと思います。

花びらが透けてきた時

プリザーブドフラワーは、湿度が高いと花びらが透けたような感じになることがあります。防虫剤・除湿剤などを入れたケースにしばらく入れておいたり、除湿機・エアコンのついた部屋に飾ったりすると通常は元に戻ります。ただし、湿度が低すぎると花びらが割れてきたりしますのでご注意下さい。

また、ドライヤーの弱い冷風を30p以上離して当てると元に戻ることがありますが、強い風を当てると花びらを傷めますのでこちらもご注意下さい。


色素がにじみ出た時

高温多湿の状態が続くと、花びらや葉の表面に色素がにじみ出てくることがあります。乾いたスポンジや柔らかいティッシュなどで優しく吸い取るようにして下さい。そのままにしておくと液が垂れて、床や棚を汚すこともありますから、充分ご注意下さい。

このような時期は除湿機・エアコンのついた部屋に飾って頂きたいと思います。ただ、乾燥し過ぎると花びらがひび割れてきたりしますので、直接エアコンの風が当たる所は避けて下さい。


虫がついた時

プリザーブドフラワーのバラなどの花は虫がつくことは少ないですが、グリーン類、特にライスフラワー・ペッパーベリーなどは梅雨時など高温多湿の時期には虫がつくことがあります。プリザーブドフラワーに限らず自然のものには避けられないことです。

虫を発見したらすぐにその部分を取り除き、束全体に殺虫剤をかけて駆除して下さい。

花材でグリーン類を購入され長く保管される場合は、防虫剤・除湿剤などを入れたケースに入れて保管して下さい。


アレンジの花が傷んできた時

最適な環境のお部屋に飾っても、月日がたつとどうしても痛んできます。花材によって傷み具合は違いますし、同じ花材でも異なることがあります。グリーン類の中でもヘデラなどはあまり色も変わらず長くしっかりしています。
アレンジの中で痛んだものだけ取り除き、新しい花を入れるとアレンジも生まれ変わりますから是非お試し下さい。

リースなど接着してあるものは無理に1つのバラを取り除こうとすると周りの花まで傷めてしまいます。ドライヤーを接着部分にだけ当てると接着剤が溶けてきれいに取り外すことができます。あまり長く当てると他の花を傷めてしまうのでご注意下さい。

ドームなどに入れたお花が痛んだ場合、特にガラス製花器などはお値段も高いし、もったいないですね。接着剤のついている下の部分だけしばらくお湯につけておくと台座から上の部分を取り外すことができます。
但し熱湯に入れるとガラスが割れますから、くれぐれもご注意下さいね。


色素が洋服などについた時

プリザーブドフラワーは高温多湿だったり長く接触していると色移りしますので、洋服などに直接つけないようご注意下さい。
コサージなどを作られる場合は洋服に触れる部分にリボンやアートリーフを使用するなど工夫して頂きたいと思います。

万一、色素が洋服に付着した場合は早めにクリーニングに出して下さい。


ほこりがついた時

埃はどんなものも避けられないですね。埃がついた時は、低温のドライヤーの弱風で取り除いたり、柔らかい刷毛などで取ることもできますが、繊細な花びらですので充分ご注意下さい。

ケースに入れて飾ると埃の心配はありませんが、アレンジによってはケースに入れると魅力が半減するものもあります。
棚の中段などに飾ると埃はつきにくいですが、あまり気にしないで机の上などお好きな所に飾って楽しんで頂くのもいいと思います。どうしても汚れが目立ってきたらお花だけは思い切って捨てて新しいものと変えてはいかがでしょうか?

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